音質向上委員会

ここでは管理人が20年以上の音楽活動にて得た音楽持論を独断と偏見にて赤裸々に?語るコーナーです。暇な人はどうぞ。。

「良い音」の定義

良い音」とは?
人にはそれぞれ好みがあるだろう。 それには異論は無い。
しかし、良い音、悪い音、それぞれをあえて定義することで、より明確な音作りを目指すことは音楽家として必須だろう。
そして共感してもらい、心に伝えることが出来たなら、それはこの上ない喜びとなるはずであるから。
 
ここで、一般的に良い音をHi-Fiと言ってみるとしよう。
Hi-Fiな音。。大きく分けて3つの基準から定義されるだろう。


1.周波数特性


   いわゆる音域の幅のことだが、この場合ある音域が突出して再生されると耳障りに聞こえる。それから帯域が狭いと、チープな感は拭えない。(意図的なLo-Fiは除く)
つまりは低音から高音までが均等に再生されているかということが基準となるだろう。
スペアナとか言われるピコピコバーグラフで表示されることで馴染みがあると思う。

2.ダイナミックレンジ

  これはダイナミクス(音の強弱)の幅である。最小音から最大音までのレンジ(幅)のことで、この強弱により音楽の躍動感、臨場感等が再現されるだろう。よくパワフル!と言われるサウンドがあるが、これは音量のことではない!ダイナミクスなのだ。
これは、ダイナミクスコントロールされた演奏と、それを再生する音響装置が必要とされる。

 

3.S/N比

  これはSignal(音の信号)に対してNoise(雑音)の量、と解釈すればいいだろう。
そしてここで言うNoise(ノイズ)とは、主にオーディオ的な「サー」「シー」「ブー」と言った雑音のことだ。昨今のレコーディングやライブPAの現場では、多量の機器と複雑な配線等で常にノイズとの戦いを強いられる。こだわると電源供給からの話になるので割愛するが、根絶するのはしかし難しい。せいぜい「気にならない」程度に抑えておく、というレベルにはしておきたいが。Simple is Bestなのだが。。

 

その他

  現実的には、理屈の数値だけでは音の良し悪しは決められない。
好みとは。音質=音色という関係があるからだ。食べ物で言う「甘い」「しょっぱい」「辛い」だ。音楽では「硬い」「やわらかい」「暖かい」「冷たい」や「乾いている」「粘っている?」といえようか。そしてさらにはオーディエンス(臨場感やセパレーション)等の要素もあるだろう。

結論(定義)

  さて、ここでは曖昧な一般論でコメントしてもしょうがないので、あえて定義をしたいと思う。
良い音とは。それは、原音に忠実である。。。と言うこととしたい。
原音、それは演奏者が奏でる楽器の音。忠実と言う意味はその演奏者の気持ちやイメージが音となって聴き手に伝わる・・というプロセスを実現すること。この定義には、好みや流行は当てはまらない。
しかしオーディオ装置と言うものは、現実は原音を再生することなど出来ない。(あたりまえだが)
目指すは、所詮「らしさ」なのだ。そしてその「らしさ」こそが、永遠のテーマと言えるだろう。
演奏者としては、だから「原音」を大事にしなければならないだろう。

さて、バンドの極意?についての持論を述べたいと思うが、これ以上講釈はいらないと言われてもここは個人の勝手なHPなので好き勝手に書く。なので異論反論ご意見等も勝手にBBS等にどうぞ
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